2003
07.14

STORY 05 : hotel california

初めて行ったロスアンジェルスで憶えている事のひとつに、夕暮れ時にビバリーヒルズホテルの前のサンセットストリートを車で走っているとき、丁度ラジオからイーグルスのホテルカリフォルニアが流れてきて感動したことがある。その時はその建物がそれとは知らず音が流れている間にジャケット写真になったあの絵が車窓に現れて気が付いた。まさしくあの光景だった誰でもそんな経験は一度はあると思う、独り旅なのでなおさら何とも言えない瞬間だった。

Hotel California / EAGLES (1976)
説明なんか要らない誰でも知ってる名アルバム、彼等はカリフォルニア出身ではないけどカリフォルニアを代表する偉大なバンドになった。
アメリカのドリームタイム終焉を歌ったホテル・カリフォルニアは、その時代を生きた人々の心の隙間にすっと入り込み大ヒット。数本のギターを使って録音されたイントロは圧巻だ。


Sunset Street / Sunset Strip
ハリウッドあたりは両側にパームツリーが並ぶ。有名なライブハウス、カフェが集まるサンセットストリップを通り、スノッブなビバリーヒルズを抜けると潮風が薫るPCHへと突き当たる。特有な表情を持つこの道路は、それはそれらしいLAクルージングを楽しめる。好きな道だ。

旅する時は寝泊まりする場所が必要になる、長期にわたる時は少しでも安く快適な所と考える。アメリカでは車で旅をすることになり大体の場合その日に決めることになる、普段はガススタンドやコンビニで手に入れた無料の小雑誌に付いたクーポン券を見ながら相場を知り決めることが多い。大手ホテルチェーンやディスカウントモーテルチェーン、個性的なBed and Breakfastなどありそれはそれで楽しいものだ。

Secret of Association / PAUL YOUNG (1985)
初夏のテキサスの小さな町にあるモーテル6にいた、地元のラジオ局から何度もこの曲が流れていた、Every Time You Go Awayと言う曲だ。
歌の最初にDon’t leave me all alone,I’m picking up the piecesと嘆くようにささやいていたのが気になった。独りぼっちにしないでくれ、心のかけらを拾い集めているんだと、何度かある人生の節目の切ない想いが表現されてる様に思った。オリジナルは Hall & Oates 1980年の曲、原曲にはこのフレーズは入っていない。

1982年、そのモーテルを知ったのはラスベガスの娼婦からだった。その頃のラスベガスは今の様な賑わいはなく大通りでは擦れ違うのは娼婦ぐらいだけだった。直ぐにでも朽ちていく様な街に見えた。その夜、蜃気楼の様な街に着いたのは突然思いついたので真夜中になっていた。
安宿を探そうと大通りを行ったり来たりしていると幾度も彼女たちに声を掛けられた、その時教えてもらったのが街のはずれにあるそのモーテル6だった。当時17ドル弱の部屋にはシャワーやエアコン、白黒テレビが付いていた。LAの刑務所のようなYMCAでもシャワーもエアコンもなく 22ドルちょっとしたのでそれに較べリーズナブルだった。
その頃は西海岸周辺にしかなかったその安モーテルチェーンは見事にどの部屋も同じ造りだったが、旅人にはいつも同じ部屋に帰って来たようで少しは気分が安らいだ。その後、暫く数年は僕の常宿となり、1ヶ月ぐらい同じ部屋に居たこともあった。

Abandoned Luncheonette / DARYL HALL&JOHN OATES (1973)
ラスベガスとHall & Oatesの話が出たのでこれを紹介しよう。
このアルバムではShe’s Goneが有名なのだが、Las Vegas Turnaround,別名(the stewardess song)という雲の上を想像させる軽快な素敵な曲もある。名曲揃いの素晴らしい彼らのデビューアルバム。

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